Game Journal.Net ゲーマーによるゲーマーのためのボードSLG専門誌

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最新号

ゲームジャーナルNo.24 比島決戦1944

表紙

解説

1944年秋、帝国は最大の危機に陥りつつあった。
総力を賭して挑んだマリアナ沖海戦で、帝国海軍は虎の子の母艦航空部隊を喪失し、絶対防衛線死守の死命は夢と潰えた。
帝国は、最後の砦・フィリピン諸島において、残された陸海空の総力を挙げて、最後の決戦を挑む。
圧倒的な連合軍陸海軍部隊の侵攻を迎え撃つは、山下奉文大将率いる第14方面軍と、連合艦隊最後の水上戦闘部隊。
史実では、日本軍は大本営の厳命によりレイテ島に無謀な逆上陸を繰り返したあげく、虎の子の決戦戦力を消耗させていったが、ゲームでは、上陸途上の体勢の整わない連合軍に対して、レイテ湾で全てを賭して決戦に臨むか、ルソン島で持久決戦に持ち込むかを、プレーヤー自身が選択することができる。
世界最大の巨艦、大和と武蔵が巨体を震わせて突進する。
決戦の場所は、レイテ湾か、ルソン島か!?
太平洋戦争史上最大の決戦が、いま幕を開ける!

MAP/ユニット

内容

レイテ湾海戦にはじまり、半年間の長きに及んだフィリピン戦役の全貌を、本邦初、陸・海・空一体となったキャンペーンレベルで再現に成功!!
ゲームシステムは、「スターリングラード強襲」で完成の域に達した、「ストームオーバー・アルンヘム」システム+「カード・ドリブン」システムのハイブリッドを、更に陸・海・空の立体作戦に拡張。
「天佑を確信し全軍突撃せよ」「謎の反転」「第三艦隊はいずこにありや?」「キル・ジャップ!」「カミカゼ」アタックなど、バラエティに富んだイベントカードがゲームを盛り上げる。
特筆すべきは、ユニットのレーティング、移動・戦闘の基本システムを陸・海・空で全て統合化することに成功。これによって、従来のシステムでは複雑極まる陸・海・空の立体作戦を、ルールブック僅か8ページという、極めてシンプルなルールで再現することが可能になった。
無論、史上最強の大和級戦艦は攻撃力・防御力ともゲーム中最大最強であり、陸軍部隊では第14方面軍の虎の子・第二戦車師団は全帝国陸軍部隊中最大の火力を誇るなど、戦艦の艦型によるレーティングの違いや陸軍部隊各ユニットの個性も怠りなく再現されている。
従来の陸海空キャンペーンゲームの概念を覆す、画期的な野心作!

Q&A、エラッタ、最新版ルール

ゲームデータ

テーマ
1944年のフィリピン決戦の全貌を陸海空連結キャンペーンで描く
ゲーム期間
レイテ湾海戦からルソン決戦まで
ゲームの範囲
フィリピン諸島全域
カウンター数
198駒
マップサイズ
マップ2枚
ターン数
7ターン
ユニットの規模
1ユニット陸軍1個旅団~連隊/艦艇2~4隻/航空機40~100機程度
プレイタイム
2~3時間程度
プレーヤー数
2人
難易度(5段階、5が最高)
2