長らく再販が期待されていた幻の傑作「信長最大の危機」第二版がついに発売されました!
1570(元亀元)年の第一次信長包囲網の結成から本能寺までの十数年間をシミュレートした本格的戦略級ゲームです。
天下統一を成し遂げるのは信長か、それとも……。
第2版では、主として第1ターンの信長の小谷城攻撃問題が改訂され、その他基本ルールと選択ルールの区分の再整理、煩雑なルールの単純化、曖昧な点の明確化などが改善の対象となりました。
初版からのおもな変更点は、以下の通りです。
■ルールを「基本ルール」と「上級ルール」に整理
第2版では、多少歴史性を犠牲にしてもできる限り単純でプレーヤーに理解しやすいルールを「基本ルール」とし、多少ルールが増えても歴史性やプレイテクニックを重視するルールは「上級ルール」として「基本ルール」から分離し、プレーヤーのニーズによって使い分けることができるようになりました。
ルール整理のため、第2版の基本ルールでは「主将制限」を除き、大名家は区別します。よって第2版基本ルールでは「行動のみ勢力が同時、その他の全ては大名家ごとにルールを適用する」という形でほぼ一律把握することが可能です。
■浅井・朝倉関係
第1ターン、織田方は浅井領進入不可
■延暦寺
延暦寺は標準ルールに
「比叡山」は最初から延暦寺領だが、第1ターンに「比叡山」に進入しても、延暦寺は参戦しない
「参戦促進」の対象が、「比叡山(旧版では坂本)進入」から「比叡山で延暦寺を攻撃」に変更
■本願寺
「石山」のセットアップが増強(6戦力)
■調略
調略可能な距離を共通化し、「武将」への調略「一般戦力」への調略ともに隣接ボックスまで(初版では武将への調略は距離無制限だった)武将に対する距離無制限の調略は、織田信長と足利義昭のみの特別能力に
■安土城
建造できる場所とレベルが制限され、必要な行軍数が大きくなった。
■その他ルールの改善点
中立「中小勢力」は「中立勢力」、反織田「中小勢力」等と紛らわしいので、「小豪族」に名称を変更
連絡原および滅亡条件を大名家のタイプごとに明確化
その他手番処理等、初版の不明確点を明確化
■カウンター(基本セット)の変更
浅井長政が「総大将」から「平大将」に変更
「磯野員昌」削除
「村上水軍」軍勢2駒追加
「別所」軍勢2駒追加
「本願寺」軍勢7駒追加
■マップの変更
「小谷」~「朽木」間に2級街道が追加
「海域エリア」を「海域ボックス」と「海路」に変更して陸上のボックスと表現を共通化
「鳥取」をレベル2の城塞に
「比叡山」をレベル2の城塞に
「能島」城が追加
■カードの変更
「磯野員昌の調略」削除
「将軍追放」カードを1枚に
「延暦寺焼き討ち」カードを1枚に
「鉄甲船」カード追加(1枚)
「軍師」カード追加(1枚)
「大返し」カード追加(1枚)
その他細かい記述が調整されています
■拡張セットの概要
拡張セットでは、通常の「信長最大の危機」のプレーに必要不可欠という訳ではありませんが、使用すれば便利なツールを追加しています。
拡張セット画像へリンク>>
「補充トラック」を使用できるようにする
「支配マーカー」追加
調略・滅亡等で大名家の所属がかわった場合の「予備駒」追加
その他、各種マーカー類追加
拡張ヴァリアント用ユニット追加