
1985年にアドテクノスから出版された『レッドサン・ブラッククロス』(RSBC)は、第二次世界大戦の歴史を大胆に改変し、大戦に勝利したドイツと日本がインドで激突するという斬新な設定と、幻の超弩級戦艦や計画兵器群が活躍するという、多くのプレーヤーが長年夢みた設定を実現させたことにより、日本のボードウォーゲームシーンにおける架空戦SLGの金字塔となったのみならず、当時隆盛をきわめていた架空戦記のその後の発展に対しても、非常に大きな影響を与える作品になりました。
ご承知の通り、本作を共同でデザインした三人のデザイナー、高梨俊一氏、福田誠氏、佐藤大輔氏の三氏のうち、先年惜しまれながら他界された佐藤大輔氏は、本作の発表後本格的に作家としてデビューされ、同名の小説『レッドサン・ブラッククロス』はじめ、『征途』『遙かなる星』『皇国の守護者』など数々のヒット作を生み出し、以降の日本の架空戦記シーンをリードする存在となりました。
この結果、本作は単なるウォーゲームにとどまらず、本作の世界観は架空戦記小説やミリタリー文化と結びつき、数多くのミリタリーファン、シミュレーションゲーム愛好者の絶大な支持を獲得することになりました。
しかしながら、本作は再販が望まれていたにもかかわらず、複雑な権利関係その他の問題により、長い間手を付けることが難しい作品となっていましたが、このたびオリジナルの「再販」という形によって、ようやく再びファンの皆様のお手元にお届けることが可能になりました。
再販時期・仕様等、本作の再販に関する情報は、今後本誌上にて逐次ご提供していく予定ですので、プレーヤーの皆様にはお待たせして恐縮ですが、再販の開始まで今暫くお待ちいただければ幸いです。